コメントにて「遠隔操作はあるのか?」という質問を頂きましたので私の知る限りの知識で正直にお答えします。
この話は非常に長くなりますので数回に分けてお話します。
結論から言いますと、「ほぼ無い」と思われます。「ほぼ」とは100店舗中、あっても1~2店舗、実際はそれ以下だと思っています。というより、現在私の知っている限りでは1店舗も聞いたことがありません。昔は良く聞きましたが今は聞かなくなりました。
遠隔操作は極秘で行われますので業界通ぶって「あの店は遠隔してる」などと話している人も実際に遠隔をしてる証拠を掴んだ訳では無いと思われます。一番信用がおける遠隔の情報は島工事に携わっている業者とホールコンピューターメーカーの業者からの情報です。彼らは非常に詳しいので、店名こそ言いませんが「○○県のあるホールはやっている」と話してくる事があります。しかしここ数年は全く聞かなくなりました。
遠隔が無くなった三つの理由として、一つ目は、「抜き打ちの立入検査が行われるようになった」、二つ目は「メーカーの不正改造防止技術が上がった」、三つ目は「遠隔しなくても連チャンするようになった」事が挙げられます。
新台の警察検査でも基板のチェックが行われます。
変な器械を持ってきて、台の後ろにある赤い差し込み口(もう1種類違う形状の差込口もある)にその器械を差し込んでつなげます。ボタン一つで不正な基板ならその場で分かります。
パチンコの基板の場合↓
スロットの基板の場合↓
もし不正に改造するホールがあるとすれば警察検査の後ですがそうはいきません。
「一般社団法人 遊技産業健全化推進機構」というのがあり、ここが突然何の前触れもなく営業中に立入検査をしにやって来て、警察検査の時よりも更に高度な検査が行われます。その頻度も地域によって差がありますが1年に1回くらいは来ますので遠隔などしていてバレたら大変です。
会社ぐるみでやっていた証拠があれば営業停止ではなく、営業許可取り消しです。その店だけじゃありません。同一県内であれば他のチェーン店も営業許可取り消しです。そこまでのリスクを伴う遠隔操作をやるにはかなりの覚悟が必要です。
今日はこの辺にしておきます。