ここ数年私は常に「時間粗利」というデータを中心に見ています。
時間粗利とはお店からすれば「1時間あたりにお客様から頂く金額」、お客様からすれば「1時間当たりに負ける金額」です。それは個別の台・機種別・貸し玉料金別・店全体のそれぞれで見る事が出来ます。その金額が遊びとして妥当な金額か、常識的にまともな金額かを判断しています。
パチンコスロットはその1時間当たりの消費金額がいくらなら「楽しかった」と言ってもらえるのか?
私はそれが非常に気になるので、「時間粗利」にどうしても注目してしまうのです。
1時間当たりの消費金額を意識していない人も多いと思いますが、お金を使えば意識しないまでも自然に「この遊びはお金がかかる」、「この遊びは安い金額で遊べる」と感じているはずです。
例えば、休みの日に10時に家を出て、18時に家に帰ってきたとします。8時間遊んで使ったお金が4000円なら1時間当たり500円の遊びだったという考え方です。
私はスーパー銭湯や健康ランドが好きですが、風呂に入りながらいつも、「風呂ってなんでこんなに安いんだろう・・・」と思いながら浸かっています。同じ風呂でも料金は様々ですが外に出る時に支払った金額と楽しめた度合いとの比較が明らかに得した気分にさせてくれるから「安いなぁ」と感じるんだと思います。
中で食事をすれば支払額は高くなりますが、それはどこで遊んでもかかるお金だと思っているので、毎度毎度「風呂は安いなぁ」と感じてしまいます。
パチンコスロットと風呂では得られる感情が異質な物なので比較するのは難しいと思いますが、結局は「いくら使ってどんな思いをする事ができたのか?」という【お得感】【満足感】の違いによって、「また行こう!」と思うか思わなくなってしまうのかに差が出るのだと思います。