スロット台

スロットの設定変更 Part1

コメントで設定変更のリセット残しについてのご質問を頂きましたので、回答も含めて設定変更について、数回にわけて書こうと思います。当店だけに限らず、他店に於いても立ち回りの参考になる事と思います。

設定変更には各メーカーの設定キーが必要です。同じメーカーなら古い機種も新しい機種も1本のキーで使えるメーカーもあれば、何度もキーが変わるメーカーもあり、メーカーの数よりキーの数の方が多くなってしまいます。
メーカーは違うのに同じキーの形をしていて、番号だけが違う設定キーがいくつもあるので慣れていない人は覚えるのが大変です。機種数の多い店舗に異動した時などは苦労します。

当店の場合、スロットの設定キーは直径10cm位の一つの大きなリング型のキーホルダーに全てまとめて付いており、形状やメーカー別にいくつかの小さなリングに分類して全部で22本付いています。現在使用しないメーカーの設定KEYは外してあります。

設定変更の方法はキーが違うだけで、どのメーカーもやり方は同じです。

台の電源をOFF。
設定キーを挿入して右に回す。
台の電源をON⇒(設定変更可能状態)
設定変更ボタンを押す毎に設定が変わっていくので、任意の設定が表示されるまで設定変更ボタンを押す。
レバーON(これで設定変更が確定)
設定キーを左に回してキーを抜く。

以上がスロットの設定変更手順です。

なぜこんな話をするのかと言うと、10年前に比べて「設定変更は非常に面倒臭くなった」と言いたいのです。手順自体は変わっていませんが、キーの数が問題です。ジャラジャラしたキーホルダーから設定キーを探し出して、上記手順で変更しなければなりません。バラエティー化が進んだ現代のスロットコーナーは何十機種も設置されていて、とにかく面倒なのです。最近は設定キーの鍵穴に特殊な部品を取り付ける事で1本の鍵で全メーカー変更できるキーが売られていますが高価なのでまだ利用している店は少ないと思われます。
この「設定変更の面倒臭さ」から生まれる店舗毎の格差がプレイヤーにとってはお店選びをする時の大切な判断基準になるのです。

設定変更は面倒だから、設定変更担当者の性格次第で営業内容が大きく変わってきます。
設定変更は楽しようと思えばいくらでもできます。反対にじっくり時間を掛ければ当店の様な稼働でも魅力的な営業が可能です。

そもそも限られたスタッフの人数の中で、小まめな設定変更をするのには限界があります。
同じ台数のお店でもパチンコとスロットの設置比率はそれぞれです。スロットの設置台数比率は一般的に言うと、少なければ30%程度、多いと45%位でしょうか? 大型店でスロットが50%あるお店は少ないはずです。

スロット台数比率が高いという事は設定するだけでも一苦労です。
だからと言って、設定を担当する人数を多くすると不正につながります。何人もいればもしかしたら一人くらい友人に教えたりする者がいるかも知れません。だから設定担当者は信用のおける幹部クラスの一部の人間だけが行っている事がほとんどです。

つづく

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