スロット台

スロットの設定変更 Part3

お客様の中にはイベント規制によってパチンコ店も苦しい思いをしているのだろうと思っている方は多いと思います。
確かに、今までは 高設定が3台に1台とか、この機種はオールHIモードと言えばお客様が集まったのに、規制以来なにも言えなくなった事でホールは非常に困っています。
・・・と言うのは、実は規制が始まって最初の頃の話で、経営者は今でも本当に困っていると思いますが、イベント規制のおかげで設定担当者は今の方が楽になったのだと私は思っています。

イベントが全盛の頃を思い出してください。各ホールが様々なアイディアを振り絞って、イベント名とイベント内容の決定、ポスターやチラシの準備、会員メールの作成、ホームページの作成、稼動アップによる人員の確保、そして問題の「面倒臭い設定変更」が必要でした。
無我夢中で近隣店舗とイベント合戦を行っていた時はイベント開催がメインの仕事になりつつありました。

しかし、今を考えてください。 
「イベントがやりたくてもできなくなった」と言う大義名分があるから、設定担当者は「困りましたね」の一言で済むようになったのです。「できない」のではなくて、「やらなくてよくなった」ということです。設定担当者はイベント開催にノータッチなわけがありませんから、イベント規制は設定担当者の業務を大幅に減らしてくれました。

イベント規制以来、業界の売上は著しくダウンしているので、予算が達成しづらくなっています。だから今までの高設定配分よりも下げなくては予算が達成できません。それこそ最低設定放置にしても本社や上司から文句言われなくなっている企業がたくさん出てきているのではないでしょうか。

設定変更を一生懸命やっているお店は4号機全盛期に比べて明らかに減っているとみなさんは感じていませんか?私はそう思っています。

こんな時代にバラエティーにまで力を入れるお店はどこにあるのか?
1台1台丁寧にデータをチェックしている設定担当者はどこにいるのか?
適当に最新台と人気機種だけ高設定を投入して、他の機種は放置していないだろうか?

経営者にはバラエティーの設定変更がどれだけ大変なのかは伝わりません。
「社長、生意気なこと言ってすみません。もしこれを読んでいらっしゃったらこれが現場の本音だと思ってご勘弁下さい。私はその流れには乗っていませんよと主張させて頂きます。」 

メールで煽れなくなった今、設定変更に馬鹿みたいに時間をかければ必ずプレイヤーが黙っていません。
当店が「1台1台に期待感」と連呼しているのは、徹底的に面倒くさい事をあえてやっているという自信の表れです。

コメントで戴いた「朝一にメリットのある台を大切に使っているのか?」という回答とは大分ずれてしまって申し訳ありません。答えは「もちろんです」としか言いようがありません。ユーザー目線で楽しいと思われるような設定を心がけています。「朝一にも期待感」です。

FANTASYLANDは、223台全台平等!1台1台に期待感です。

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