パチンコ台

パチンコの魅力 Part3

「CR北斗の拳5 覇者」は一日の出玉で全国ランキングの常連ですが、今まで私が実際に打った店では最も回った店でも千円で17回でした。他の店は15回、14回、ひどい店は12回でした。

覇者は1/397.2です。千円15回転では約26,500円も初当たりに掛かる計算です。潜伏と4R通常も考慮すると実際はこの金額では収まりません。パチスロ攻略マガジンによれば、覇者の「初回電サポあり確変大当たり時の平均獲得玉数」は約7700個です。この過激なスペックでは初期投資がすごい金額になってしまうのもうなずけます。覇者は釘の構成上大当たり出玉が少なくならない機種の為、どうしても回転数(ヘソ入賞)が苦しくなってしまいます。

私は剛掌が大好きでしたが、覇者はさすがにサラリーマンの給料では時々しか打てません。覇者を毎日のように打ちこめる方は非常に稀です。完成度は素晴らしい機種なのでもったいないですね。

昨日の全国ランキング1位は覇者で12万発です。しかしその確率は宝くじ並みで、現実的に遭遇する出玉は一撃で2万発・3万発というのは珍しく、実際は長い連チャンが2回、3回重なって出ている事の方が大半です。4万発以上出た人に初当たりは何回あったのかを聞いたら、多くの人が複数回あったと答えるでしょう。しかし、普通の人は2万発も出ただけで満足でしょうから、時短終了後に再度1/397にチャレンジしようとはなかなか思えないと思います。

覇者の場合、現金投資から初当たりして、連チャン終了時短即ヤメまでの平均的な時間は概算ですが1時間50分位でしょうか? 6時間~8時間遊びたい人にとっては1/397の危険な橋を3回も4回もチャレンジしなくてはなりません。確率以下の400回転超え辺りから、続けようかやめようかと不安になってしまうのが普通の人です。

それに比べて、時短終了後に「次の初当たり」をついついチャレンジしてみたくなるのが大当たり確率1/200以下のライトタイプ。用語の定義が業界内でも曖昧なのでライトミドルと呼ぶ場合もあります。
甘デジは確かに遊べますが当たっても出玉が少ないのでどうしても2万発3万発の夢はちょっと非現実的です。
1/200前後の台は2~3箱もあればかなりの確率で初当たりを引き戻せる上、もしかしたら2000発大当たりが連チャンすれば更に4箱5箱と上乗せできる可能性を秘めています。

覇者で話したように、一見うらやましいような2万発3万発の人と言うのは何度か次の初当たりにチャレンジしている人が結構いるもので、その「大きな壁」を何度も乗り越えるのに、現実的にチャレンジしやすいのがライトタイプだと私は思っています。

MAXタイプの半分の投資しかかからず、甘デジの様な少ない出玉ではないので、1万発出るのも現実的な割合で発生し、2万発・3万発の夢もある。連チャンが終わっても、MAX・ミドルタイプのように時短抜け即ヤメをしなくても、何となく次の当たりも結構早い回転数で当たってしまう事が多い為、5~6箱持っている時は連チャン終了後も、「もう1~2箱打ったらまた初当たりを引けるかもしれない」というマイルドな期待感があります。

ギャンブル性を抑えていながら、現実的な「中勝ち」の夢がしっかり残っているライトタイプはこれからのパチンコの主軸になっていくと私は考えています。「次の当たりが早く」、「長く遊べて夢もある」。ライトタイプを良く知れば知るほどライトタイプのファンになってしまうと思います。
 

-パチンコ台