ひとり言

本音の話 Part2

パチンコ店で働いていていつも思うこと。

それは特殊な商売であることです。
お客様は負けることを前提に来店される方はほとんどいないのでは?
心のどこかに「もしかしたら・・・」と期待しているものです。
 
昔、イベント全盛だった頃の話ですが、明らかに大赤字の営業で挑んだイベント当日。
こちらも驚くほどの大赤字になったのですが、負けたお客様に嫌と言うほど文句を言われた事がありました。
どんなに出しても、負けた人には怒られてしまう。パチンコスロットとはそんなものかと悲しくなった思い出があります。

その頃からでしょうか、どうしたら全てのお客様が喜んでくれるパチンコ店にする事が出来るのかと考えるようになりました。100%は他の商売でもあり得ないので、せめて90%のお客様でもいいからそんな風に言われるお店に出来ないだろうかと。

でもそれは非常に非現実的です。
なぜならお客様は勝とうとしているからです。
勝ち組負け組みはあるとしても、平均的にはお店が成り立つにはどんな優良店でも過半数以上が負けなければお店は成り立たないからです。

それをずっと考えた結果、ある結論に辿り着きました。
「それぞれのお客様の使えるお金に応じて、もっと遊べる適正な機種を教える事が出来たら不満が少なくなる」。
そしてもう一つ。
「同じ5000円負けるなら、少しでも面白く感じさせる事が出来れば、負けた5000円が4000円の価値になる」と。

 幸い、甘デジが発売され、メーカーが新台のガイドブックを用意してくるようになり、その内1円パチンコが出てきて、さらには台の液晶画面に演出のヒントなどが表示される時代に入ったので、どちらの悩みも解消の方向には向かっているのですが、それでもまだまだお客様には伝わっていません。

マックス機を一日打つと平均していくら負けるのか?
週に2回で3時間打つと平均いくら負けるのか?を知っている人など殆どいないのではないでしょうか?

 この問題こそパチンコ業界最大の問題であり、パチンコ店が力を入れていくべき重要な課題であるにもかかわらず、実践しているホールは皆無といっていいと思われます。
 
出る出ないの話ではありませんので、そこに期待されているようならこのブログを見る価値はありません。
 私が今考えている事を皆さんにお伝えし、これからどうしようとしているのかをただお知らせするだけの目的で書いております。

この連載記事が終わる頃にはしっかり話をまとめたいと思います。

この後も続きもありますので、ご興味のある方はどうぞご覧ください。
 

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