ひとり言

本音の話 ラスト

本音の話の最終章です。

今のパチンコ業界に必要なのは「ギャンブル性からの脱却」です。
パチンコは戦後の焼け野原に庶民の遊び場として花開いた産業です。

「天の釘」という本を読んだ事があります。パチンコの神様と呼ばれた正村ゲージの生みの親である正村竹一の生涯とパチンコ業界の歴史について書かれている本です。どのようにして今のパチンコ業界があるのかを知る事が出来ます。

その本には、「戦後の焼け野原に生きる希望を失った人々が、パチンコ店に集まり、大人は煙草、子供はチョコレートを目的に、適度な射幸性の中でパチンコを楽しんだ」と書いてあります。
戦後、パチンコ店は雨後の竹の子のようにその数を増やし、一時は4万軒(現在の4倍)を超えたとあります。
非現実の世界が庶民の心に明るい希望を与えたのは言うまでもありません。 

しかし日本の復興と共にパチンコもすっかり姿を変え、いつの間にかギャンブル性の高い現在の様な台に変貌を遂げます。 「気晴らし」「時間つぶし」「遊び」などとは今は呼べなくなりました。

しかし遊パチと1円パチンコに始まった「遊び」への原点回帰への流れは既に始まっています。

自分のお小遣いの範囲内で遊べる自分に合った貸玉レートと機種スペックを選ぶことが一番重要です。
でもパチンコ業界はその情報を積極的に公開してきませんでした。いくらの貸し玉料金でどの機種を選んだら「楽しい遊び」の範囲で遊技出来るのかを本当に分かっている人は一部のお客様だけです。

パチンコスロットでストレスを感じているようでしたら、それはあなたが選んでいる貸玉レートが間違っています。座った台のスペックが間違っています。4円20スロを打つ事が「格好いい」と思っているのは自分だけで、イライラしているあなたを周りの人は誰も格好いいとは思っていません。思い切って貸玉レートを下げたり、遊べるタイプの機種に座ってみる事が大切です。

でもその機種選びの基準になる情報が今のパチンコ店にはあまりにも少なすぎますよね。
私はそれを積極的に公開していく事を今後の営業の柱としていこうと思っています。
今後そんなポスター等が店内に少しずつ増えていくと思いますので是非とも内容を良くご覧いただいて、パチンコスロットが「楽しい遊び」になるようにして頂きたいと思います。

本音の話 終

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