コメントでお寄せいただいたのでお話しします。
パチンコ歴が長い方ならだれもが知っている、「三店方式」。
公営ギャンブル以外は禁止の日本において、パチンコ店が存在しているのは三店方式のおかげです。
基本的には、「ホール」と「景品交換所」と「景品卸業者」は全くの別経営です。
パチンコ店はお客様が出した玉やメダルを景品と交換します。その景品をお客様がどう使おうが、どこに持って行こうがお客様の自由です。どこかの景品交換所で買い取ってくれるなら、それもお客様が選んだのですから仕方ありません。
景品を買い取った景品交換所はその景品をどこかに高く売ることが出来れば利益が出るわけです。そして、景品交換所から高く買いとった人もまた、どこかに高く売れれば利益が出ます。
もしパチンコ店が買い取ってくれたら、きれいな三角関係が成り立ちますので三店方式と言えます。
4月1日から始まった消費税増税。3月4月はパチンコ店もお客様も増税の事で話題が持ちきりだったと思いますが、実はその陰で業界を揺るがすもう一つの大きな問題が起きていました。
それは三店方式の見直しです。
全国的にはそもそも三店方式すら守っていないホールも多く、以前から国会議員やその他の有識者からも指摘を受けています。
しかし、三店方式を守ってやっているホールの中にも細かく見ていくとおかしな事をやっているホールが多数存在します。例えば交換所の人件費を払ってあげたりすればこれは違法です。買取行為を助長している事と同じだからです。
カジノ法案の成立に向けて何かと話が上がるパチンコ業界において、この三店方式をもっとしっかりと整備しなくてはならないという動きが全国で起きています。
埼玉県は全国的にもかなり早いスピードでこの三店方式の見直しが進んでいる地域です。その具体的な対策として既に一部の景品交換所で手数料を取り始めた所が出てきました。
当店の近くの景品交換所でも手数料が始まったようですが、今後この方式をとる景品交換所が次々と出てくることが予想されています。なぜなら交換所が手数料を取らないで、パチンコ店が交換した金額と同じ金額で景品を買い取っている事自体が問題となっているからです。
私がブログで「交換所は〇月〇日からこうなります」と書く事はできませんので景品交換所の現状として第三者の立場として書かせていただきました。
そうは言っても当店から一番近い交換所が手数料を取り始めたとなれば、当店の近くにお住いのお客様は遠くの交換所に行くのも大変でしょうし、これによって足が遠のかれてしまってはお店も大変です。
合法の道を進んでいるホールが馬鹿を見ないように、より一層のサービスアップを本気で取り組んでいかなくてはなりません。