先週、家族で千葉の房総に行ってきました。
一番盛り上がったのが磯遊び。
潮が引いた時に海面から現れる岩肌に、「潮だまり」と呼ばれる水たまりの様な所ができて、そこでカニやヤドカリ、その他たくさんの海の生き物を捕まえる事ができます。
子供の頃はこの磯遊びが大好きで一日中遊んだ記憶があります。
しかしこの磯遊びが予想もしない事態に発展する事になろうとは・・・
気象庁では、満潮干潮の時刻と潮位が分かる「潮位表」を発表しています。
ネットで検索すれば簡単に調べられます。
狙い目は大潮の干潮時。
大潮とは新月または満月の時、月・太陽・地球が一線上に並び、月と太陽の起潮力がたがいに強めあって潮差が大きくなる日の事です。
大潮の時の干潮時は最も潮が引く瞬間ですから、そこを狙っていけばカニやヤドカリはもちろん、普段は顔を見せないヒトデやウニなども捕れるようになるわけです。
旅行2日目。
前夜遅くまで盛り上がってしまう我が家は、過去の旅行では朝に弱く、毎度朝食時間帯の最終組の常連です。
チェックアウトは1分前とか3分前とかいつもそんなです。
この日ばかりはまだ朝食会場の準備も終わらぬ開場数分前に到着してトップで席に座りました。
朝食を早々に済ませてホテル前に広がる磯へGO!
狙い通り、潮が思いっ切り引いて、海の底が丸見え。
50m先まで無数の潮だまりが続くベストコンディションです!
しまった!先客の家族が・・・
大潮の干潮を狙い、少し前に到着して、潮が完全に引くのを待ちながら獲物を捕ろうとは・・・
磯遊びに夢中になってしまう子供のような私にとって、気が付いたら波が高くなってしまっては危険です。
逆に干潮より前に早めに来れば、時間が経つにつれて波が引いていく為、子供も安心して遊べる。
あのオヤジなかなかやるな!?
普通は岩の隙間にいるカニを見つけて棒でほじるか、潮溜まりを次から次へと渡り歩いて、サっと動くカニやヤドカリを捕まえるのが素人のやり方。
しかしそれではレアキャラは捕まえられない。
一つの潮溜まりには想像できないほどの様々な生物が潜んでいて、レアな生物ほど擬態が上手く、じっと凝視して発見するのが磯遊びの奥義。
あのオヤジの動きを見ると、明らかにそれを知っている。一度狙った潮溜まりに何分も座り込むあたり、かなり手強いと見た。
そして遂にその時が!
アオウミウシを発見!
えっ?
こんな色なら誰でも見つけられる?
いやいや、これパッと見だと意外と気が付かないんですよ。数自体も少ないですから。
ちなみに見つけたのは妻です・・・( ̄- ̄;)
私も負けじと超レアを発見!
メリベウミウシです。
この画像は見やすい様に他人様の画像を添付させてもらいましたが、実際はこれと同じ色の海藻にくっ付いていて、全く動いていなかったので、その辺のお父さんではまず発見できないと思います。
発見したポイントは背中にある極々小さな青い点が見えたからです。
なんだ、お前の家はウミウシハンターか?
はい・・・
レアと言うとこれくらいでした。
ウニやガザミも捕まえましたがブログに書くほどのレアではありませんからね。
つづく