8月28日に業界を揺るがした、AT・ART機規制のニュース。
徐々にその詳細が分かってきました。
今までパチスロの型式試験では、「実際の遊技で想定される停止順」で試験が行われていました。
しかし、9月16日以降は、「最も出玉率の低くなる停止順(ボタンの停止順)で行うようになる」というのが今回の変更内容だそうです。
このルール変更により、AT機とART機は事実上、試験をパスするのは不可能と言われているのと同じ事です。
これにより、5号機初頭の頃に戻るというような噂が飛び交っていますが、本当にそうなるのかはまだわかりません。
5号機がスタートした時と比べればわかるように、現在の機種は波の荒い機種に変貌しています。これはメーカーが法律の抜け道を探してきた結果です。
今回の規制には不明確な点も多く、どこまでが許されるのか業界団体がこれから警察庁と協議していく事になります。
5号機初頭の頃と全く同じようなスペックしか許されないのか、それとも多少の進化は認めてもらえるのか・・・
仮に警察庁から5号機初頭のスペックと同じにしろと言われても、業界団体も必至ですから、「これは許してもらえませんか?」と陳情は行うはずです。これからの業界団体の動向に注目したいと思います。
ある業界関係者の話では今回の規制の噂は既に6月頃から知っていたメーカーも多いとか。
ただ、それが本当に施行されると捉えて新試験対策用の機種を開発していたメーカーと、半信半疑で開発が遅れていたメーカーがあるだろうと想像しています。
パチスロメーカーの開発者には天才も多数いますから、型式試験官の度肝を抜くアイディアで、波は穏やかになっても今まで以上に楽しい台を開発してくれる事を願っています。