裏モノは万一の警察対策のために、電源をOFFにするとその違法プログラムが飛んでノーマル仕様に戻るように設計されている場合が多かったようです。
様々な機種が裏モノになり、地域によっては「〇〇バージョン」なんて呼ばれて、あの店のバージョンは強烈だと噂になって、その店に多数のギャンブラーが集う事になります。
3号機=裏モノとも言うべき、正に無法地帯と化したパチンコ店。でもどこの優良店もみ~んなやってるから全然大丈夫。
ある日突然、警察が来た為かノーマル基板に変わってしまう店があったりして、そうなると突然お客様はいなくなってしまいます。
友人との会話は毎日裏モノの話で持ちきりで、私はホールで働いていましたが、仕事が終わると毎日のように裏モノを打ちに通ったものです。
私が好きなタイプは「BIG後〇G内連チャン」のタイプで、1GでいきなりBIG確定もあれば、数ゲームでまたBIG、またBIGと、連チャンが止まらないタイプで、とにかくアツイ!
連チャンは再度次の連チャンの扉だから、連チャンが続く限り、BIG終了後にまた運命の激熱ゾーンがやってくる・・・
結局そんな事がいつまでも続くわけがなく、直ぐに規制されて4号機が登場します。
4号機と言うと、どうもミリオンゴッドやアラジンなどを思い浮かべてしまいますが、それらが登場するのは4号機になって暫く経ってからの事で、その前に3号機から変わったばかりの頃はクランキーコンドルやサンダーV、HANABIに代表される、リプレイはずしや設定判別の時代が先にあるわけです。
「3号機の裏モノ時代はもう終わりかぁ・・・」なんて思っていたら、友人が「裏モノ天国I県にはまだまだ現役の裏モノがある」と言うので、「うそぉ~、偶然連チャンしただけじゃないのぉ~」と言うと、「いやいや、GOGOジャグラーSPで2万枚出た」と・・・。
「・・・ホント?他の台も?」
「うん、BIG80回とか」
「・・・偶然じゃないね。」
実際にその店に行ってみると・・・
店に入ってジャグラーコーナーに行き、「よーしどれだけ出てるんだ?」とか、「前日データの回数をチェックしてみよう!」とかの前に、そのジャグラーを見た瞬間に誰もが「つーか、これ完全に裏モノだろぉ!」ってわかってしまう、ブラックライトを使用したリールライトw
紫色のリールライトが可愛いサイサイを怪しく照らし出しています。
HANABIの前を通りがかったら、下パネルのバックライトがこれまたブラックライト。
友人が「これも裏モノ」だよと教えてくれましたが、別に教えてくれなくてもその気持ち悪い輝きを見れば誰でもわかります。
先ずはジャグラーに座ってみました。
もちろんデータランプの合成確率なんかどうでもいいので、どこにお注射の最高設定が入りそうなのかをただ予想するだけです。前日大ハマリ?角番?連日出てない台?
場合によっては裏モードなんてのが存在するのが裏モノ。表面上初当りを軽くして、連チャン確率は下がっているなんて機種もある。
裏モノはどんなプログラムでも好き放題ですから、ジャグラーじゃなくて、もっとワイルドな裏モノに適した機種がありそうな気もしますが・・・
あのペカっが爆裂連チャン2万枚の幕開けとは・・・ペカっと光った自分を想像するだけで恐ろしい。
もちろん裏モノは小役カットが当たり前ですから、ほとんど小役なんか揃うはずもありません。
ひたすら猛スピードで消化して万札が消えていく・・・
そして
ぺカっ!
・・・ってなったら、怒涛の連チャンが待っている。
そんな事を考えながら打っていると・・・
ペカっ!!!
・・・ってなったら、心臓が止まりそうになるんだろうなぁ・・・
そして本当に来ました!
ぺカっ!
でも2~3連で終了した記憶がありますw
それから数ヶ月して、さすがの裏モノ天国I県も規制されたようでした。
裏モノの面白さはバージョンに地域差がある事。
もう今の時代には様々な理由から、裏モノは出てこないと思います。
これから出てくるAT機規制後の台は、ホールが裏モノに手を染めない程度に、それなりの楽しさを残しておいて欲しいですね。