どうして時間粗利の話をしたのかと言うと、時間粗利を知ってもらう事で、自分に合った打ち方を知ってもらいたからです。
みなさんは一日に何時間遊技しますか?
それは週に何日ありますか?
一ヶ月では?
人それぞれ、様々なパターンがある事でしょう。
例えばサラリーマンの人なら、平日の仕事終わりに週に2回、19時頃から3時間、休日は月に2回位で一回当たり6時間位とか。
主婦の方なら土日祝日は打たずに、平日のみ週に2日位打ち、買い物帰りに3時間位と決めているとか、なんとなくいつものパターンがあるはずです。
もちろん、負けが続けばその時間は減り、勝ち続ければどんどん時間が増えていくでしょう。
ただ、一年通して、または二年、三年と考えると、大体自分のパターンが分かるはずです。
そして、自分が一ヶ月に打っている平均的な時間に時間粗利を掛ければ、それがあなたの一ヶ月の平均的な負け額です。
先ほどのサラリーマンの例なら、一ヶ月の平均稼働時間は約30時間です。もし20スロでAT・ARTタイプの機種を打っているなら、Part2で書いたようにAT・ART機の時間粗利は平均すると1,148円ですから、
30時間×1,148円=34,440円です。
もし自分のお小遣いが一ヶ月に3万円なら、スロットだけでオーバーしていますから、他の趣味には使えませんし、どこかの月は30時間より少なくなってる月があるはずです。
そういう時は1パチや5スロを打つとか、時々海物語やジャグラーを打つようにするとか、行く回数を減らす等の調整を行えば、毎月ストレスなくパチンコスロットを楽しめるようになります。
低貸しや海・ジャグラーのような、時間粗利600円以下の機種なら6時間遊んで3600円以下。外出してどこかで6時間遊べば3600円位は使ってしまいますよね。そう考えればパチンコスロットも他の遊びと大して消費金額は変わらず、ハラハラドキドキする分だけパチンコスロットが面白いと思う人は多いと思います。
しかし、時間粗利が高い機種を打つ人は打つ時間と回数を良く考えないと、自分が想像している以上に負け込む時が出てきます。
または打ち方をよく考えて下さい。時間粗利が高い機種は人気が無くなってホールが甘く使ってくれない機種や、平均的には出ない機種なのに爆発力があるために出ているように見える機種が多く存在します。
ガッツリ打ち込まないで、パチンコなら千円ずつ回転数をカウントして少しでも回る台を選ぶとか、スロットならゾーンや設定を良く考えて、むやみに打たないようにするなどの工夫をすれば、少しでも時間粗利を低く抑える事ができます。
総じて言えるのは、人気がある機種はホールも長持ちさせたいので甘く使われている。
MAX機・AT・ART機も同じことで、やはり人気があるAT・ART機種は他のAT・ART機種と比べて時間粗利が低い機種が多い。
「人気が無い機種のお客様を増やしたいなら高設定を入れてあげればいい」と思う人もいるかもしれませんが、現実は反対で、「お客様が多くて儲かる機種だから、ホールは高設定を投入したくなる」という事です。
スロットの中には設定1が非常に甘いと噂される機種が存在しますが、そういう機種は殆どが設定1で高設定が入りません。スロットの場合は低設定域でしっかり粗利が取れる機種の方がホールは高設定を使いたくなりますので、その方がお客様としても夢があって面白いですよね。
番長は低設定がしっかり抜ける機種だった為、導入直後は「辛い機種だ」、「全然出ていない」と悪評が先行しましたが、1週間経ったころから、「これ以上抜けてしまうとお客様が飛んでしまう」とホールが高設定をどんどん追加投入したデータが出ています。
いかがでしたか?
時間粗利を知ると自分に合った打ち方が見えてくる。
表面上見えている爆裂出玉に惑わされることなく、自分に合ったパチンコスロットライフを楽しんでください。