ひとり言

本当に面白い機種は?

『バラエティー化』。
パチンコ店が抱える問題の一つです。

昔のパチンコ店は繁盛店ならどこの店も一列同じ機種が入っているのが当たり前でした。
店によっては一列を半分に分けて2機種の場合もありましたが、一列に3機種も入っているとお客様に馬鹿にされたものです。しかし今や繁盛店ですらバラエティーコーナーを抱えるのが当たり前になりました。

バラエティーコーナーは1円パチンコの普及と共に一気に加速したのですが、その前からバラエティーコーナーを構えている店舗は増え続けていました。
バラエティーコーナーを作ると新台導入時にリスクを軽減できます。一列同じ機種を入れて失敗した時は大きな損害が出ますが、バラエティーコーナーで台数の調整をできますので、適正台数導入が可能になったわけです。

しかしそれにはいくつかのデメリットが・・・

特にスロットの場合においてはバラエティー化したコーナーは高設定の期待感が薄くなりがちです。
 10台も同じ機種があると、「この中のどこかに高設定が・・・」と期待します。今日もし高設定に座れたとして、明日来ても、「このどこかに眠っているのでは・・・。もしかしたら今日もまた高設定に座れるかも。」と期待が膨らみます。

しかしバラエティーに1台しかないと、好きな機種を毎日打つ人にとっては「昨日高設定だったからな・・・。」と思ってしまうのは私も同じです。
逆に考えれば、1台しかないと「もう何日も出ていないから明日あたり高設定が・・・」とピンポイントで座れる場合もあるのですが、「毎日この10台の中のどこかに高設定」を選ぶ人の方が多いと思っています。

昔は自店設置機種の事は店員も詳しいのが当たり前でした。
しかしバラエティー化した事で、どの台がどんな台なのかを覚える暇もなく次から次へと新しい機種が導入されてくるのです。

今ではお客様の方が詳しいなんて事も当たり前の時代になりました。

そんな事でいいのか、全国のパチンコ店員よ!

ラーメン屋の主人が、「自分の店の一番美味しいラーメンはこれだ!」と豪語できるように、パチンコ店も「現行機種の中で最も面白い機種はこれだ!」と胸を張って大量導入できるような機種は無い物か?

最新台を展示会で10分打っただけで決定し、中古機なら、中古相場と全国実績データだけを見て導入する始末。設置してみたら、なんだか稼働がいいみたいなので増台・・・
パチンコ業界で働く、「その道のプロとしての目」はどこへ行ってしまったのか?

今は昔より新台の発売されるペースが早くなっている事も1機種1機種の特性を店側が理解できない原因になっています。そして、技術の進歩によって演出やシステムが複雑化してしまったことがさらに拍車をかけています。

本当に面白い機種はどこにあるのか?
私は絆だけは自信をもってお勧めできますが、それ以外にはどこにあるのでしょうか?

まどマギは面白い?

私は少ししか打った事ありませんが、多分面白いのでしょう。
でも、見なくても中古相場と全国データが物語ってますから、多分面白い機種なんだろうとある程度判ります。

本当に面白くて自信を持っておススメできる機種を絆以外にも探してみます。

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