打ってきました、【CRA-gon 昭和物語】。
タイプは2種類。
・ALL10
・5&7&15
どちらも打ちましたが、手打ち式は技量による差が顕著ですから、15賞球の方が面白いのでは?
ハンドル性能が非常に気になります。
先ずは弾いてみる事に。
狙った所に打てるようになるには若干時間が掛かりました。
思ったより長く打てます。1時間位あっという間です。
本気でバンバン打てば電動ハンドルより早く打てない事もありませんが、それが予め出来ないように作られています。
上の画像で、上部にレールとバネの先端が見えます。
そのレールに上皿から玉を送り込むのが白い部品ですが、前の玉送りをした動作から0.606秒以上経過しないと次の玉を送り込まないように設計してあり、保通協検査の1分間100発以下規制をクリアしています。
下の画像は発射部の拡大画像ですが、バネ先端の上に被っている黒い部品は玉がセットされたかどうかを感知するセンサーになっていて、次から次へと玉が送り込まれないようになってるんだとか。
色々考えてるんですね。
上部GOスルーチャッカーを通過した玉は役物内に落下。
分かりにくいかもしれませんが、上段3つの穴の左右がハズレ。
上段中央の穴に入れば下段へ。
下段も同じく3つの穴があり、
左の穴に入れば盤面左側のチューリップが開放。
右の穴に入れば盤面右側のチューリップが開放。
役物下段の中央の穴が「大当り」みたいなもので、ここに入ると役物下にある3つの連動チューリップが開きます。上段は中段に連動、中段は下段に連動しています。
大当り穴に入賞すると、最初に上段のチューリップが開放。
上段チューリップに玉が入ると中段チューリップが開放。
中段チューリップに玉が入ると下段チューリップが開放。
3つのチューリップはどれも2個入賞すれば閉まります。
チューリップに玉が入る順番によって獲得玉数に大きな違いが出ます。
【最悪パターン】
・上段チューリップに玉が入り、中段が開放。
・中段に入る前にもう一個上段に入賞してしまうと、上段チューリップは閉まってしまいます。
・中段チュリーップはまだ開放した状態。
・中段に1個目の玉が入ると下段が開放しますが、下段に入る前に中段に2個目の玉が入ると中段チューリップは閉じてしまいます。
・そして下段に2つ入賞して終了ぉ~~orz
上中下段2個ずつだから合計6個
15個賞球タイプなら
(15-1)×6=純増84玉獲得
【黄金パターン】
・上段チューリップに玉が入り、中段が開放。
・中段に玉が入る
・下段が開く(上中下段全部開いた状態)
・下段に2個入る⇒下段閉まる
・中段に2個目の玉が入り、下段開放、中段はもう2個入ったので閉まる
・下段に2個入る⇒下段閉まる(上段だけ開いた状態)
・上段に2個目の玉が入る⇒上段閉まる、中段が開く
・中段に玉が入る
・下段が開く
・下段に2個入る⇒下段閉まる
・中段に2個目の玉が入り、下段開放、中段はもう2個入ったので閉まる
・下段に2個入る⇒下段閉まる
このパターンだと合計14個入っています。
(15-1)×14=純増196玉獲得
最悪パターン84玉に対して、黄金パターンが196玉です。
全然違いますね。
※昔のチューリップのように、2個同時に入るとまた開いてしまう様な事はありません。2カウントで閉まります。
残念ながら、打ち方(狙い場所)によるチュリーップ連動の延命打法があまりできないゲージでした。
例えば、右打ちすると上段チューリップに入りにくいとか、特定の場所を狙うと下段に先に入りやすい等の技量による差をもっと活用できるゲージなら、面白さが倍増したと思います。
しかも、いくらショールームとは言え、釘が甘すぎです。
もっと現実的な出方にしてくれれば良かったのに・・・
それから、問題がこれ
↓
これは下皿ですが、この画像の状態で「下皿が満タンです!」とエラーメッセージ。
まだ下皿は1段目ですよ。
常に下皿をかき出していないとこのアナウンスが流れ続けます。
もっと下皿満
タンセンサーを上に設置するとか、下皿への玉の出口を上にして段差を作るとかして、アナウンスが流れるタイミングを遅くしてほしかったです。
それから発射部を透明化して、発射台に玉が2つ重なってしまった時に視覚で分かる様にした方がいいと思います。一度玉が重なると何度もそれが続いてイライラ感があります。
【結論】
A-gonさんの意気込みは分かりましたが、まだまだ「第一作目」って感じでしょうか。
改善の余地が多数ありすぎです。
第二段に期待します。
でも1台だけなら入れちゃおうか・・・と迷っています。