1998年4月4日。
東京ドーム史上最多、国内の格闘技大会最多となる観客動員数70,000人を記録したのは、「燃える闘魂アントニオ猪木引退試合」。
私はその日、アリーナ席にいました。
最後の70000人の大観衆による「1・2・3・ダァー!」は人生最大の感動だったと言っても過言ではありません。
あまりの観客数とその熱気でドーム内の空気が膨張してしまい、逃げ場のなくなった空気が回転扉に集中して猛スピードで回転。しばらく帰れなかったのを覚えています。
男なら子供から大人まで、誰もが憧れた最強の男、アントニオ猪木。
引退試合後の猪木が語ったファンへのメッセージはあまりにも有名です。
―――――――――――――
「道」
この道を行けばどうなるものか
危ぶむなかれ
危ぶめば道はなし
踏み出せばその一足が道となり
その一足が道となる
迷わず行けよ!
行けばわかるさ!
(ありがとうー!)
――――――――――――――
私は「行けばわかるさ」の部分が大好きです。
4号機猪木の道フリーズが出た時なんか、本当にホールで涙出ちゃいましたから。
今、私は全店舗の店長と色々な話をしています。
しかし、その中でいつもキーワードは「一歩」なのです。
これだけ業界が冷え込んでくると、その一歩が出なくなってしまいます。
それでも、その一歩を踏み出した人だけに未来は開かれる。
==========
踏み出せばその一足が道となり
その一足が道となる
迷わず行けよ
行けばわかるさ
==========