スロッターの多くの方が知っている、ジャグラーの設定判別要素『ブドウ確率』。
私の知る限りで、「ブドウ確率判別は本当に当たるのか?」について、徹底解説したいと思います。
この話はかなりコアなファンへの内容ですので、ライトユーザーの方は飛ばして下さい。
アイムジャグラー系でお話しします。
アイム系の小役確率は全機種同じです。
カチカチ君を使ってブドウ判別をやっている人たちは本当に見抜けているのでしょうか?
先ずは何プレイまで数えればいいのか?
今まで私が聞いた話では、2000プレイから3000プレイ位まで数えるという人が多く、4000プレイ以上になると、ほとんどの人がカウントをやめてしまうようです。
5000プレイ以上まで数える人に聞くと、「5000プレイも数えると既にボーナスの当選率で既に結果が見えてきているので、自分の台が設定5なのか設定6なのかを知りたいだけ」と答える人が多くなります。
ある店のジャグラーの隠れイベントを夜に見に行って観察しても、5000プレイ以上カチカチ君をやっている人は滅多にいません。多分本人も疲れるんでしょうね。だって、既に2000枚も3000枚も持っていれば、普通ならボーナス確率で高設定と半分思いこんでいるからです。
それではアイム系を4000P、ブドウをカウントした時の話しです。
(4000Pブドウ期待回数)
※ブドウ回数の小数点は四捨五入しています。
設定5以下なら616回、設定6だけ647回です。もちろん平均値ですから、実戦では、バラバラです。
616回より少なければ「低設定だろうなぁ」と思うでしょうし、
647回より多ければ「これは高設定だ!」と思うでしょう。
616回と647回の中間に当たるのは631.5回。中間の631回前後なら、低設定と高設定のどちらに近いのかを考えながら打っているはずです。
ここで役に立つのが、以前にもブログで書いた、EXCELを使った二項分布の計算です。
=BINOMDIST(X,n,p,FALSE)
詳しくはコチラ↓
確率って面白い
この計算式を使えば、色々なケースを正確に確率計算できます。
その結果がこちら
↓
設定5以下を打ってる時に、4000Pブドウを数えて、設定6の647回以上になる可能性はたったの9.38%です。
設定6に座っていた場合は647回以上になる可能性が51.09%と、2回に一回は647回以上に遭遇します。
逆に616回以下の時は設定5以下なら50.49%もあり、設定6では9.28%しかありません。
647回以上出た場合は出玉がモミモミ(高設定っぽくなさそう)でも粘った方が良さそうですね。
ここで重要なのは、617回~646回の区間に当てはまった場合にどうするのかですよね。その場合はやはり引き続き数え続けるしかありません。と言うより、数えれば数える程、精度が増すのは間違いありません。
では2000プレイしか数えないで止めてしまうとどうなるのか?
続きは明日。