毎年恒例となりつつある南房総「磯ハンター」シリーズ。
今年も行って参りました。
潮位表で干潮時刻を調べて、最高なコンディションでの挑戦です。
昨年はウツボをGETして感動のフィナーレを迎えましたが今年はどんなドラマが待っているのか・・・
2014年に自宅に海水魚水槽を設置してからは、「捕まえたら持って帰れる!」という安心感がありますから、同じ磯遊びをしていてもワクワク感が違います。
去年、設置後10分で波にさらわれてしまった、お魚一網打尽の秘密兵器「TAKAMIYAのお魚キラー」。
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同じ過ちを繰り返さぬ様、今年は妻が2個購入してきました。
昨年の苦い記憶「TAKAMIYA お魚キラー流出事件」。
⇒ (2016.8.22)「続・磯ハンター2016」
朝10時からスタートし、干潮は11:42。
さあ、スタートしようと思ったら、3つ持ってきた網が妻・子供二人に持って行かれて、私の網が無い・・・
気が付くと妻はもう既に子供達を完全に無視して、深場でニシキベラ狙いを開始しています。本当にどうしようもないお母さんです。
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このベラは昨年十数匹稚魚を持ち帰って、一夜にして全部ハゼに食べられてしまった為に、今年は大きめのベラを持ち帰ろうという魂胆だと思います。
しかし実際捕まえたのは17cm~18cmはあろうかというサイズで、我が家の水槽には大きすぎるので断念しました。
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横から見るとカラフルな非常にキレイな魚です。
お魚キラーにはキヌバリ、ドロメ、ベニツケガニ等が捕獲できました。
キヌバリ
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キヌバリは非常に弱い魚なので逃がしてあげました。
そして私が大きな岩場の下でベニツケガニをGET!
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ものすごい凶暴で、手を近づけるとチョッキン、チョッキンと音を立てて攻撃してきます。
こっちはサイズが大きすぎて水槽に入れると危険なため、お魚キラーで捕獲した小サイズのベニツケガニを自宅に持って帰る事にしました。
磯の常連でありながらじっくり腰を据えないと見つからないのがイソクズガニ。
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今年も2匹捕まえました。
昨年どうしても捕まえられなかったのが「トゲチョウチョウウオ」。
3匹GETです。
体長2cmを2匹と
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「ミノカサゴ」です。
なんと美しい姿をしているのでしょうか。
カツオノエボシ・ヒョウモンダコ・オニダルマオコゼ・アカエイと並ぶ、磯で遭遇する「毒がある危険生物ランキング」では常に上位ランキングされている危険生物で、ヒレに触ると激痛が走ると言われています。
まだ小さいので毒があるのかはわかりませんが、これからは水槽メンテナンス時に容易に手を入れられなくなります。
ミノカサゴは娘が捕まえました。
娘と一緒に他の魚を狙っていて、その魚のすぐ近くにおり、実は私もその存在には気が付いていましたが、すっかりイソギンチャクだと思っていました。
娘が「ちょっと待って!これ!」というので近くで良く見たらミノカサゴでした。
ミノカサゴは水中に潜った状態で発見すると直ぐにそれだとわかりますが、水面を上から見ているとイソギンチャクと見間違います。
水槽のコケ掃除担当のシッタカガイを、潜水して10分で22匹捕獲。
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他にもカゴカキダイ、ナベカ等色々捕まえましたが、やっぱり今回の主役はミノカサゴです。
夕方になり、潮が満ちてきてすっかり深くなった磯を最後にぐるっとひと回りしようと、娘と探検に出かける事にしました。
深場に行くと、娘が「パパー!!!×◎#××ボーーー!!」
沖縄のエラブウミヘビ発見の時と同じく、私の腕をグイグイと引っ張るではありませんか。
この世の終わりかと思うほどの騒ぎようです。
「ウツボー!ウツボ、ウツボぉぉーーー!!」
娘の指さした方を見ると、2.5m先の大きな岩の下から、1.3m以上はあろうかという黒いウツボが口を開けてユラユラと顔を出していました。
昨年捕獲したウツボより遥かに大きかったのと、深場の岩と岩の間の細い通路で遭遇した為にかなりビビりました。
いつかはヒョウモンダコの本物を見てみたいですね。