久しぶりの友人と電話をしたら、「今度、酒でも飲んで絆の事で語らない?」と。
どうやら、夫婦でバジリスク絆に大ハマリしているらしい。ハマると言っても負けているハマリではなく、面白くてハマッているそうです。
それなら望む所です。
2014年1月に発売されたバジリスク絆。
稼働が良かったのは最初だけで、BC11回スルー天井を嫌ったファンは絆から離れて行きました。
その冬には全国平均アウトが7000枚まで低下。中古価格は35000円まで落ち込みました。
それまで私は社内で絆を絶対的に推していただけに、「でも中古相場は下がってるよね?」と批判的な意見に押され気味。それでも負けずに「絆は面白い!絶対にイケる!」と社内で豪語していましたが、私の株も中古相場と共に急降下・・・
それでも諦めずに安くなった絆を50000円で1台、35000円でまた1台と増台し続けて11台まで増台していきました。
しかし翌年の春頃からバジリスク絆の全国データに異変が…
その異変はファンタの絆の客層にも、近隣ホールの客層にも現れ始めました。
毎日のように絆を打っていた私はよく覚えています。
以前は若者ばかりだった絆コーナーに少しずつ女性ファンが増えている。サラリーマンも増えている。目押しも出来ないようなおじさんが増えている。
(カイジ2?)
カイジ2もそうだった。
目押し不要機はいつもそうだ。人気に陰りが出始めた頃から徐々に女性ファンや目押しが出来ないおじさんが安心して打ち始めるようになり、稼働が戻ってくる機種も多い。
目押し不要に加えて、バズーカ筐体の160mmウーファ―が生み出す重低音、メダルがサラサラ入るコイン投入口。
私が「この機種は絶対にいける」と考えた決定的な理由は「止め時がはっきりしない事」。その頃、気が付けば多くの人が朧BCを使う様になっていた。朧BCの次回モード示唆の月の確率が実に良くできている。
絆はBCスルー何回まで打っていいのか良く分からない。BC何回目から座ればいいのかも良く分からない。その人の考え方次第で、BCスルーが何回で落ちていようが誰かが座ってくれる。
BCスルー3回で落ちていても、BC4回か5回まで打ってやめると決めている人もいるし、BC5回なら天井まで打ち込むと考える人もいる。
赤頭BC確率の差により最低設定が使いにくい安心感。
2000枚出ただけで、満足感たっぷりの絆高確のループ。
MAX設定119%の魅力。
WILD EYESの感動。
赤文字の信頼度。
真瞳術の夢。
感動のエンディング。
絆を再評価する客層は徐々に増え続け、全国アウトは9,000枚まで上昇。
それとともに中古相場も再上昇に転じて7万円10万円を超え、あっという間に15万円に。ファンタが買った最後の11台目が15万円でした。
それ以降、12台目は二度と手の届かない金額まで上昇していきました。
今月のバジリスク絆の全国平均アウトは何枚だと思いますか?
先月発売されたばかりの新機種を除いたアウトランキングは堂々第1位。
なんと、アウト16,400枚です。
こんな機種見た事ありません。
一度7000枚まで低下した機種が16000枚にまで戻った機種は過去にあるのでしょうか?
私の記憶ではありません。
現在ファンタには4台の絆があります。7台は売却してこのパチンコ不況を乗り切ってきました。最も高く売れたのは230万円です。その7台の売却総額は1000万円を超えています。絆が無かったらどうなっていた事か。
こんな機種だからこそ、友人夫妻がハマるのも当然です。
友人と電話で絆の話で盛り上がり、最後は飲む約束までしました。
楽しみです。