続いては
「③勝てるゾーンだけを狙う」
ゾーンは皆さんご存知だと思いますがゾーンについては解析本やサイトにたくさん出ており、今更私が説明するほどの事でもありません。これを説明したら何ページあっても足りませんのでご自身でお調べください。
ゾーンについては実戦において絶対必要な知識であり、それを知らずして勝ち組にはなれません。勝ち組も毎回高設定らしき挙動を朝から掴めるわけではありませんから、高設定が見つからない時はゾーン狙いが有効になります。
但しゾーンの知識は必要最低限でありながら知っていて当然の知識であり、大して他人と差は出ません。ゾーンの期待値はスロマガ等の高レベルな知識を有する集団が厳密に計算してくれているため、言われた通りに座って言われた通りに止めればそれが最も理論上勝てる事は判りきっているからです。同じゾーンを狙っている敵も多く存在します。
ゾーンについて一つだけ。
ゾーンが終わっているのに、ついつい「あと数プレイ、また数プレイ」が多い人は負け組の特徴です。
ゾーン終了直前や直後に弱チェや弱スイカやチャンス目を引いてしまった、又は高確示唆の演出が出たからと言って、いつもゾーンから数十プレイ回している人がいますがそういう人が負け組の特徴です。
プレイ数の高確率ゾーンが100G間あったとします。
その区間の当選率が20%あるとします。
1プレイ当たり0.2%の当選率がある事になります。
ゾーンが終わったプレイからの100G間は当選確率が5%にダウンするとします。
1プレイ当たり0.05%の当選率になっています。
1プレイ当たりの当選率は高確率ゾーンの4分1になっているわけです。
ゾーンが終わった状態で、弱スイカを引いて本当に当たるのか?
本当に数十プレイ回す必要があるのか?
ついつい20G回したら今度は弱チェ。次ゲームに高確フェイク演出でフェイク終了までまたズルズル打ち、次のゾーンが近づいて来る。
弱スイカを引いて32G回したとして、千円32G回る台なら▲千円です。そこだけで50枚は使います。
解析を調べたら低確状態の弱スイカからの当選率が3%だとしたら、弱スイカを33回引いてたった1回の当選率です。
弱スイカからの当選率がもっと高いとか、弱スイカからの高確移行が異常に高く、絶対に回した方が得だと判断出来るなら打ち続けてもいいですが、ショボい弱スイカなら1Gも回さないで捨てる位の覚悟がなければ勝てません。
機種により弱スイカからのAT当選、高確移行など色々あります。モードの高確低確により、当選率も変化します。しっかりと解析を勉強して、その弱スイカは本当に回す必要があるのかを計算して判断するべきです。
弱スイカや弱チェリー、ステージ移行や高確フェイク演出はメーカーの罠というと言い過ぎかもしれませんが、止め時を生み出さないようにしているのは確かです。メーカー最大の悩みはゾーン終了後放置されてしまう事です。それが原因で稼働が上がらずに大失敗した苦い経験があるメーカーも多いはずです。メーカーはいかにしてズルズル打たせる事ができるのかを日夜研究しています。
それに乗っかっていたのではいつまで経っても止められません。ズルズル打っている間、ゾーンとしては4分の1に低下しているのです。この積み重ねが大きな損失となっていきます。
ハーデスでヘルゾーンを過ぎたのに、レアリプを引き、フェイク高確でカキンカキンと数回テンパイし、次は奇数ハサミ目か奇数中右ゾロ目が一度位出たからと言ってズルズル打っている様では勝ち組にはなれません。
その繰り返しによって「数十枚×繰り返しの数=積み重なった負け額」になっている事をもっと真剣に考えてみるべきです。
「パチンコ・スロットの勝ち方 Part11」へつづく(全14記事)