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交換玉数と交換枚数

お客様から時々「換金率はいくつですか?」と聞かれる事があります。

しかしこの辺はお察し頂きたいのですが、パチンコ店は「換金」には一切無縁の商売であるため、それをお答えする事はできません。

そしてそのお客様に「交換玉数の事ですか?」と聞き返すと、ほとんどの方が「そうそう」と頷かれます。
そこでお答えできるのは例えばカード型の大景品や中景品などの例を挙げて、「中景品の交換玉数は1円パチンコで〇〇〇〇玉です。」とお答えする事になります。

ところで、このパチンコの交換玉数とスロットの交換枚数は一つの中景品に対して同じ価値でなくてはならないルールになっています。これを「一物一価(いちぶついっか)」と呼んでいます。
埼玉県は一物一価に厳しく、他県では許されている(黙認されている)所もありますが、埼玉はほとんどのホールが守っているのではないでしょうか。

一物一価を詳しく説明すると「一つの景品が一つの価値」になっている事です。
例えば1円パチンコで特殊景品(中)が1000玉で交換なら、2スロでは500枚で交換しなくてはなりません。

これならOK

中景品1枚=1円パチンコ×1000玉=メダル2円×500枚

これは違反です。

中景品1枚=1円パチンコ×1100玉=メダル2円×500枚

その為、パチンコの交換玉数を多くすればスロットの方も多くしなくてはならず、パチンコファンとスロットのファンの両方にご納得頂ける中間の玉数にしている店舗が少なからずあります。

これがスロット専門店だとパチンコファンの事は考えなくて良いので自由にできます。

以上です。


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