ファンタの店長ブログで紹介がありましたが
来月の新台入替で「CRAコスモアタック7A04」を導入予定です。
なぜコスモアタックの導入を決めたのかと言うと・・・
==========
先月工場見学に行ってきた事はブログ記事でも書きました。
⇒普通機専門メーカー【愛喜】工場見学 行ってきました
そもそも導入しようと思って工場に行ったのではなく、営業担当の方から「見に来て下さい」と言われたから行ったのですが・・・
~~~~~~~~~
工場見学の翌日。
当社の本社に、愛喜の小林慶子社長と営業担当の方がお二人でいらっしゃました。
その際、小林社長がなぜパチンコの普通機専門メーカーを起ち上げたのかを教えて下さいました。
小林社長は元関東キタック販売(北電子の代理店)の専務取締役ですから、長年ジャグラーの販売をされてきた方です。
その前にジャグラーの歴史を簡単にまとめるとこんな感じです。
↓
北電子がまだ小さなメーカーでジャグラーの初代赤ジャグと緑のジャグVを販売していた頃、世の中は爆裂4号機ブームへと突入していきます。小林社長が営業で訪れる先々で「もうAタイプの時代は終わりでしょ~」と門前払いが続いたそうです。
ミリオンゴッド・アラジンのような爆裂AT機にスロットファンは狂喜乱舞し、ホールは鉄火場と化していきます。しかし、その頃ホールの端の方でひっそりと高稼働していたのが「ゴーゴージャグラーSP」でした。AT機ブームに乗れない初心者や年配客がジャグラコーナーに集結し、ゴージャグSPは次々と勢力を拡大していきます。要するに住み分けです。それでもホールの稼ぎ頭はAT機ですから、ジャグラーの利益など、AT機の足元にも及ばない状態が長らく続きます。
北電子はゴーゴージャグラーSPの次の後継機として、フラッシュやフリーズや予告音を搭載したハイパージャグラーVをリリースします。ところがこのハイパージャグラーVが大コケ。折角のゴーゴージャグラーSPの成功に水を差す形になってしまいます。しかしこの失敗があったからこそ、北電子は「進化する事が必ずしも正しいわけでは無い」と心に深く刻んだのだと思います。
それから数年が経過し、4号機爆裂AT機ブームが終焉を迎えます。
5号機の到来によって、スロット市場は急速に冷え込んで行きます。メーカーもホールもファンも誰もが諦めかけたその時、パチンコ業界を救ってくれたのは「初代アイムジャグラーEX」でした。誰が何と言おうとアイムジャグラーEXです。
「合成確率が甘い機種は人気になる」という概念をメーカーとホールに浸透させ、多くのスロットファンに「遊べる楽しさ」を教えたのはアイムEXです。
北電子にとって、5号機最初のジャグラーのスペックは絶対に失敗できない大勝負だったはずです。普通なら4号機の後継機として少しでもギャンブル性の高い台を開発しようとするのが普通のメーカーです。
しかし北電子は差枚数に偏りが出やすいスペック(BIG比率を上げるスペック)を捨て、敢えて設定5と6のREG確率を大幅に引き上げ、光る回数の多さこそ楽しさであると結論付けたのだと思います。
アイムジャグラーEXがその後市場にどの様な影響を与え、ジャグラーシリーズがどんな形で広がっていったのかは皆さんがご存知の事と思います。
==========
小林慶子社長はその時思ったそうです。
「4号機時代、もうAタイプは終わりでしょ~と門前払いにされていましたが、多くのファンがAタイプに戻ってきてくれました。これはパチンコでも同じ事が言えるのではないでしょうか? 今の台はどんどん進化していますが、パチンコ本来の玉の動きで楽しめる台があっても良いと思うのです。だから私たちは普通機専門メーカーを始める事にしました。」
この小林社長の普通機に懸ける熱い想いに賛同して、当社も微力ながら2台だけではありますが導入する事に決めました。
コスモアタックは前作の「CRAコスモアタック7」より、技術介入によって差玉に違いが出る仕様になっていると聞いています。腕自慢の方には是非打って頂きたい機種です。
導入は10月初旬頃。詳しくは店長ブログにてご案内致します。